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関西方言と東京方言は日本語話者だったら、一瞬で聞き分けられますよね。
じゃあ、何が2つを区別させてるんや!って思っちゃいますよね。
この話が、この関西弁マスター講座の中核を担うことになるのですが、その違いっていうのをここでもダイジェストでお送りします。
まず、大きな所はアクセントの違いでしょう。
先ほどの「ふりんそうどう」を例にとると、
東京方言では「↓ふ↑り↑ん↑そ↓う↓ど↓う」 だったのが、
関西方言なら「↓ふ↓り↓ん↑そ↓う↓ど↓う」
となります。
このように、アクセントは関西方言と東京方言では異なるのですが、他の方言でも同じく独自のアクセントを持っています。
また、アクセントに関連したことを言うと、関西弁にはトーン(声調)があったりします。
これは東京方言には見られ難い特徴です。
アクセントとかトーンとかイントネーションとかってなんやねん!って人はここ→アクセントとイントネーションとトーンの違い
他には細かな高起式、低起式みたいな、いかつい名前のついたものが関西方言にはあったり、2語以上が合体した複合語のアクセントも違ったりです
先んじて特殊拍だのどうだの言いましたが、これも関西方言のアクセントと東京方言のアクセントシステムの違いに影響が出てきます。
語レベルで見てもこんなにも違いがあるのです
もっと細かくみると、母音の発音時の口の開きの違いなどが違ったり、関西弁っぽく聞こえるいろんな要素が絡み合って関西方言というのが存在しています。
そういうわけで、ここにあげたものを中心に後でじっくりと書いていきます。
上で紹介した事柄を1つ1つ極めていくと関西人にもナチュラルに聞こえる関西弁が完成してるはずです。
さて、東京方言の特徴をサラッと確認しつつ、関西方言がそれとどうちゃうねんってことや東京方言と一緒やでということを、ダイジェストでお送りしました。関西方言については大半の部分が東京方言と一致しています。そりゃあ同じ国内で話されてる言語だし当然なのですが、細かく見ていくと、いくつもの違いがあり、東京方言話者が関西方言をエセ関西弁ではなすのかわかります。たぶん。逆に関西人が関西方言を捨てきれない理由もわかるんじゃないかな。(東京方言は関西人にとっても難しいんすわ)