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音韻論, 音声学 日本語のリズムPart2-音節とは?

記事のレベル ★★☆☆☆

 

一方、拍に似た音節という単位もあります。

学校の英語の時間などに「音節」という言葉を耳にした方も多いと思います。

先ほど紹介したように日本語では、拍単位でリズムを処理することが多く、それは平仮名1文字に相当するものです

これに対して音節というものがあります。

実は英語は音節を基本とするリズムなのです…というか日本語以外のほとんどの言語はこの音節が基本としてリズムを形成されています。

 

さて、音節を理解するにはリズムを形成する時の口が開いてから閉じるまでの一連の流れだと想像してもらえば理解が早いかと思います。

 

個々の子音、母音には、発音するときに喉や口腔内での空気の妨げのレベルによって、そのエネルギーが決まっています。どういうことかというと、

発音する時に口の中の狭いとこを通らされたり、流れを遮断させられたりしたり、鼻腔の方に空気を通らされたりすると、その音のエネルギーが落ちてしまいます。

 

そして子音と母音の違いとは、子音の方がより喉や口腔内での空気の妨げが大きくエネルギーが少なく、母音の方が空気の妨げが少なく、音のエネルギーが大きいという違いだけなのです。

 

詳しくはこちら→そもそも母音って?子音って何?

 

上記のページでも書きましたが、[t]とか[p]とか[k]のような空気を一旦完全遮断する音はエネルギーが小さく、逆に[a]のような口を大きく開けて空気が流れを一切阻害しない音はエネルギーが大きいのです。 

 

先ほど、音節とは口が開いてから閉じるまでの一連の流れと書きましたが、

エネルギーの低く空気が阻害される度合いが高ければ高いほど、口の開きは小さくなり、逆にエネルギーが高く空気の阻害される度合いが低くなればなるほど、口の開きは大きくなります。

 

つまり、口が開いてから閉じるまでの一連の流れとは、低エネルギーの音から始まり、高エネルギーの音を経由して低エネルギーで終わる一連の流れと言い換えることもできますね。

 

要約すると、

低エネルギーの音→中エネルギーの音→高エネルギーの音→中エネルギーの音→低エネルギーの音

(空気の妨げの大きい音→空気の妨げの中くらいの音→空気の妨げの低い音→空気の妨げの中くらいの音→空気の妨げの大きい音)

の順番に並んだ一連の流れが音節ということになります。

 

音のエネルギーの序列に関してはここを参照

 

以上が音節の仕組みでした。。。といっても具体例を示さなければ、理解しがたいと思います。

次の記事で、具体的な単語をつかってこの仕組みを確認していきましょう。